SHOW-YAは、女性ロックバンドの先駆者で、1990年代のロックを牽引したバンドだ
SHOW-YAの寺田恵子は、現在結婚しておらず、結婚していない理由がロック過ぎる
ショーヤの寺田恵子は現在、若すぎる(画像)。
SHOW-YAはこんなバンド:理不尽な思いをしながらも、女性だけのロックバンドの先駆者としてロックを牽引した【寺田恵子】
○SHOW-YAの念願のメジャーデビューが、可哀相過ぎる
SHOW-YAのメジャーデビューは1985年だ。当時はアイドル歌手全盛期だった。1970年代に山口百恵がアイドル歌手ブームを作り出し、1985年では松田聖子と中森明菜がアイドル歌手の世界を牽引していた。
そんな中で、女性だけで構成されたSHOW-YAが、メジャーデビューしようとするとどうなったか。事務所は固定観念にとらわれて、「女性歌手を売る=アイドル歌手路線」としか考えられなくなっているのだ。SHOW-YAはハードロックバンドだったにもかかわらず、ミニスカートを履かされて、長い黒髪は聖子ちゃんカットなアイドル歌手よろしく短く切られて、ハードロックでアイドル歌手路線として売り出されることになったのだ。もちろんメンバーは反対したものの、メジャーデビューするチャンスを逃せるはずもなく、最終的には従うことになった。そしてこれが、メジャーデビュー当時のCDジャケットである。
まったくハードロックバンドに見えない。当時の寺田恵子たちが嫌がっていたことを考えると、じんわりと可哀相な気分になってくる。しかしそれでも彼女たちは、ロックバンドブームを牽引したバンドの1つだ。当時の姿はめちゃくちゃカッコイイ
1989年当時、代表曲【限界LOVERS】をライブで披露するSHOW-YA。寺田恵子の歌う姿は、今なお多くの人を魅了している。
○SHOW-YAは、女性ロックバンドの先駆け
女性だけで構成したバンドとして、最も商業的に成功したのがプリンセスプリンセスなら、SHOW-YAは、女性だけで構成したバンドを商業的に最初に実行した先駆者である。もちろん位置づけは、プリンセスプリンセスのライバル的なバンドであり、当時は互いに女性ロックバンド界を引っ張るバンド同士で、不仲説がささやかれた。しかし実際は、めちゃくちゃ仲がいいらしい。やはり女性だけのバンドだからこそ受ける差別ら共通の障害を抱えている分、仲良くなりやすかった。
○寺田恵子「女が嫌いだった。女だけのバンドなんてありえない」
デビュー前の寺田恵子は、男性バンドに誘われてボーカルをしていた。女性バンドに誘われたことはあったが、寺田恵子は大の女嫌いだったこともあり、すべて断っていた。女嫌いになったのは、学生時代に、翌年上の女性にいじめられていたから。部活動で先輩を差し置いて運よくレギュラーになった時はなぜか正座させられたり、帰り道に待ち伏せされてヤキを入れられたり、嫌な経験が多かった。
そのため、「女のグループ?それも女のロックバンドなんて、絶対に性格悪いじゃん」と断固拒否だったとか。しかし誘ってきたバンドのメンバーに、バイト先の友人が所属していたことで、試しに入ってみることに決めた。
女性だけのロックバンドで活動しはじめてからは、価値観は完全に変わり、逆にSHOW-YAとしてデビューを目指すころには、「女だけのロックバンドで絶対にデビューしてやる」と決意を固めている。そのため、どんな美味しい条件でデビューできることになっても、女性だけでデビューできない話は全て断っている。当時は、女性だけのロックバンドなんてありえない時代だったので、果てしない苦労を重ねている。
SHOW-YA寺田恵子が結婚しない理由がロック過ぎるし、切ない【彼氏と子供】
ショーヤ寺田恵子は生年月日が1963/7/27、現在の年齢は61歳。
寺田恵子は、現在もしておらず、子供もいない。
寺田恵子は結婚しない理由について、「紙切れ1枚に人生を左右されたくない」と語っている。ロックである。
しかし一方で、結婚と時代背景について、切実な葛藤を思わせる言葉も残している。
「結婚して出産しても、戻ってこれる時代になったんだね」
SHOW-YAが活躍した時代は、結婚したら出産するとファンだけでなく、事務所自体も消極的になってしまう背景があった。それは現在でもあるだろうが、当時の障害は比べ物にならないほどのものだったのは想像に難くない
ちなみに彼氏については、「切らしたことがない」と言っている。さすが寺田恵子姐さんかっこよすぎる。好みのタイプは、チビハゲデブヒゲと姉さんは言っている、悪口ではなくタイプの話である
SHOW-YA寺田恵子の現在が若すぎる
ショーヤの寺田恵子は現在61歳。まったく見えないし、若すぎる
現在は、SHOW-YAとしてもソロ歌手としても活動している。
SHOW-YAとして「限界LOVERS」を披露している様子を見ると、現在もなおこの歌唱力とパワフルさを残しているのは感動的であり、尊敬してしまう。