尼神インターの現在:不仲説
尼神インターの2人には、不仲説がある。
実は「仲良くない」のは事実だ。
しかしいわゆる「犬猿の仲」というのは大げさで、あくまで「仲良しこよしの友達感覚ではない」という意味で、「2人の関係はお仕事仲間で、プライベートではつるまない」というぐらいの関係だという。
くわえて前提の話をするなら、「芸人コンビ」の2人が、プライベートでは別のグループに所属しているなんて当たり前で、芸人コンビのエピソードでは「犬猿の仲」どころの騒ぎじゃないものすらある。
- コンビでプライベートで会うとかありえない
- 飯を一緒に食ったことすらない
- そもそも連絡先を知らない
- 住んでる場所も知らない
- 楽屋を別にしてほしい
- 飯食ってるときに相方呼ぶってなったら帰る
- 話しかけるのが嫌だから、人伝いで伝言を頼む
などなどいくらでも出てきて、しかもよくあることらしい。
僕ら一般人的には、ドラマや漫画で見る「2人組」は、親友のように仲がいいので、コンビ=家族、みたいな先入観があるのかもしれない。
尼神インターの現在:おもしろいエピソード
尼神インター渚:釘を飲みこむ
尼神インター渚は、大工時代にクギを飲み込んだことがある。
吐き出そうとするとのどに引っかかって痛かったので、勇気を出して飲み込んだとか。
病院には行っておらず、その後の健康診断も異常はなかった。
当時、渚が釘を飲み込んだことを親方に伝えると「職人は良く飲み込むから気にすんな、はよ作業せえ」と言われたとか
尼神インター渚:養成所に行くために大工になり・・・
尼神インター渚は、芸人養成所にいくためのお金のために、大工になった。養成所のお金は40万円程度なので、集中的に働けば、半年もせずに生活費も込みで稼げる。
渚は大工になってから一生懸命働いた。働いた後は、飲むのが好きなので居酒屋に行き、ついでにパチンコを打って帰る日も多かった。そして気がついたら5年間大工をやっていた。
尼神インター:結成当時の話
養成所時代、誠子は最初、中国人とコンビを組んでいた。
その中国人は笑いの才能がありおもしろく、先生からも「この子はすごいなー」という注目の新人だった。
誠子は思い切って中国人に声をかけた。「組んでくれ」
すると幸運なことに中国人は、誠子とコンビを組んでくれた。
そこに、誠子に声をかけたのが、渚だった。
革ジャンに金髪の女を見た渚は(絶対ヤカラや)と怖くなったとか。くわえて、誠子の抱くチンピラのイメージそのものの言い方で「組んでくれや」と言われたので、OKしてしまったとか。
誠子は罪悪感をおぼえながら中国人のところに向かった。
「ごめん、すごいガラの悪いやつに絡まれたから解散してくれへんか」
すると中国人は言った。
「わたしもちょうどビザ切れて帰らなあかん」