いろいろな意味で、ボクシング界の伝説のプロモーターとなっているドンキング。
かつて伝説となったプロモーターは現在何をしているのか、マイクタイソン戸の現在の関係はどうなっているのかを見ていきたい。
ドンキングの現在:今も訴えられてる
ドンキングの現在の年齢は、生年月日が1931/8/20なので、93歳だ。
〇ドンキングといえば闇
ドンキングは現在までに、ボクサーへのピンハネなどで、100件以上の訴訟を起こされており、自らを守る裁判費用として3000万ドル以上支払っていると言われている。
ボクサーからの損害賠償請求は2500万ドルや1億ドルと超高額ながら、そのほとんどで1/10程度の金額の示談で済ませている。ドンキングは、ピンハネして訴えられたとしても、自分の取り分が多くなることを理解していたということか。
〇一方で現在では認められている面もあるドンキング
酷い話の多いドンキングだが、ドンキングがいなければ今のボクシング界の社会的な地位がないのは事実だ。「ボクシングが今のような世界的な人気スポーツ興行として存在しているのは間違いなくドンキングの功績だ」とは、多くの人が認めるところ。金にきわめて強欲だったドンキングは、ボクシング興行の立役者としても名を残している
〇今もドンキングはプロモートと訴訟
ドンキングは現在もプロモート業を続けている。2022年6月には「ダニエルデュボアvsトレバーブライアン」のWBAタイトルマッチをプロモートした。そして勝利したデュボアが「ドンキングが賞金を支払っていない」として訴訟を起こそうとしたのだ。この件は、ドンキングが40万ポンドを支払って和解となっている。他にも世界各国のいまだ有名になる前のボクサーと新規契約を結び続けている。今では年に2、3回の興行をまわし続けている状態だ。
〇ドンキングは大手ではなくなった
現在では、SNSらの発展で、ボクサーをイリーガルな方法で言いくるめるようなことができない世の中になってきたので、ドンキングはその地位を失墜し、トップクラスのボクサーがドンキングと契約することがなくなった。しかしそれでも数千万円から数億円を1度のプロオートでもうけているのだから、どん欲だ。
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ドンキングの現在:マイク・タイソンとの今
〇ドンキングとマイクタイソンの関係
現在でもマイクタイソンとドンキングの関係は非常に険悪だ。ドンキングがマイクタイソンの肩を気安くたたいた時には、怒ったマイクタイソンが水をかけて返すこともあった。
〇マイクタイソン「あのようなことをするべきじゃなかった」
この水かけ事件について、マイクタイソンは「あれは僕が間違っていた。あんなことをしちゃいけなかったんだ」と語っている。また、キングとタイソンが仲間であるかのようにふるまう気にはなれなかったのだとしている。
〇ドンキングと契約していたウィザスプーンは語る
ウィザスプーンは、マイクタイソンの前にチャンピオンだっタプロボクサー。ドンキングと契約したことでモチベーションが低下した1人だ。ウィザスプーンは現在のドンキングについて「金なんて浴びるほどあるだろうに、あの歳でいまだに働いているってのはすごい」と素直に感心するコメントを残している。
ドンキングの現在:資産
〇ドンキングの現在の資産
ドンキングの資産は、現在1億ドルにも達していると言われている。事実として、ドンキングは1度の興行で1億1000万ドル以上(マイクタイソンvsホリフィールドなど)も売り上げたこともあり、過去には500以上もの興行を開催した経緯を持っているので、現在も1億以上の資産があるのもうなづける。特にドンキングは金を使うことよりも、金を集めるために働くことを求めている節があるのも根拠の1つだ。
ドンキングの名言
「黒人は何もしなくても信用されない。俺たちが持っているのはたった一つの言葉だけだ。その言葉とは〇ザー〇ァッ〇ーだ」
「マキャベリは、愛されるより恐れられる方が良いと教えてくれた。なぜなら、もしあなたが愛されるなら、彼らはあなたが弱いかもしれないと感じているゆえだ。私は民衆の味方であり、民衆を助けるが、強さによって助けることが重要なのだ」
「私は最初から、自分が行うすべてのことに健全なビジネスを用いていた。白人のビジネスマンが健全に金を稼ぐと、彼は天才になる。黒人のビジネスマンは健全を利用すればペテン師だ。そういうものなんだ」
「ボクシングに関係する者が心に留めておかなければならない唯一のルールがある」「ボクシングにあるものはすべて嘘である」
おわり