小松崎敏の八百長?
小松崎敏は、初試合で後楽園ホールで1ラウンドKOを決めており、これを八百長と考えていた人もいたようだ。
しかし、これはしっかり否定されている。
20年以上経ってから竹原慎二が「小松崎敏はガチンコ歴代メンバーの中でも最強クラス」と語っている。
さらにプロボクシングの世界では徐々に戦う相手が強くなっていくこともあって、ガチンコファイト企画中もプロテストも終始圧倒的な強さだった小松崎が初戦の相手をものともしないのは自然である。
小松崎敏とヤラセ:強すぎる男、小松崎が2期生の中心にならなかった理由
2期生の1回目は、1期生網野と2期生箕浦康仁のスパーリングから始まる。そこで、2期生の箕浦が圧勝してしまうのだ。ガチンコファイトクラブ1期生では挫折の多い話を見せたので、2期生は優秀なやつのサクセスストーリーで行くのかと思われた。
しかし結果は、2回目以降の放送でめちゃくちゃ目立った藤野大作のストーリーになっている。
理由としては、小松崎敏と箕浦康仁にとって、プロテストという番組のゴール地点はあまりにも低すぎてしまったことだ。結果、何の波もなく順風満帆すぎるうえに、ボクシングの練習にも熱心なので、竹原慎二やTOKIOとの衝突も起きない。
結果、挫折が多く一生懸命でキャラクターの経っている藤野大作という逸材にスポットが当たったようである。
プロテスト合格時の小松崎敏は、「教わったことを十二分にできたと思いますね」と、教えてくれた竹原慎二をたてる優等生な発言をしており、もはやエセチンピラであることを隠せなくなっていた。
もしかしたら、真面目に練習をしている優等生な小松崎敏たちに、むだに竹原慎二が厳しくしても、竹原が悪者になってしまうというのもあったようだ。
ガチンコファイトクラブは、竹原慎二という「元暴走族総長でチャンピオン」看板ありきで成立していることもあり、竹原慎二を悪く見せるような脚本は絶対にできなかったのだろうと思われる。