LLブラザーズ(エルエルブラザーズ)といえば、「たけしの元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」で大ブレイクを果たしたR&Bボーカルダンスデュオだ。
この記事では、LLブラザーズの現在に迫っていく。
その前に、LLブラザーズってどんなグループだったかを、当時の評判も振り返りながら見ていく
LLブラザーズの「ダンス甲子園」時代から現在にいたる経歴【元気の出るテレビ】本名
○「たけしの元気の出るテレビ!」の「ダンス甲子園」初代チャンプ
全国各地の一般人のダンサーが、優勝を目指す企画「ダンス甲子園」、数百組にものぼる予選を勝ち抜いて、わずか数組の決勝進出者の中、圧倒的な支持を得て優勝を果たしたのが「LLブラザーズ」だ。しかも二人は実の兄弟で、しかも福岡県の高校生であった。
○「ダンス甲子園」時代のLLブラザーズ(エルエルブラーズ)とは
実の兄弟の素人のダンスユニットとして「ダンス甲子園」に出場した、メンバーは、TAKANORI(本名:矢間敬規)、MASAYA(本名:矢間晶也)。身長はふたりとも184cmと日本人離れした体格の持ち主。LLブラザーズの名前の由来は、「Large Long 兄弟」である。
LLブラザーズは携帯電話もない、曲の編集もできない時代の素人ダンサーだった。なによりも「参考にするダンス資料、見本が殆ど無い中」で、凄まじいダンスパフォーマンスだったこともあり、お茶の間は大きな衝撃を受けて、たくさんの視聴者が興奮したものである。
当時の「LLブラザーズ」のダンスパフォーマンスが優れていることを示すのは、「ダンス甲子園」の爆発的な人気が証明と言えよう。「こんなパフォーマンス見たことがない!」と多くの人が思ったからこそ「ダンス甲子園」は人気企画となった。
○「ダンス甲子園」LLブラザーズの凄さ
「ダンス甲子園」は、その後人気番組となって、終わったあとも何度も復刻版となって復活企画が行われるほどに成長した。その立役者となったのが「LLブラザーズ」だと言えるだろう。お笑いよりの企画がほとんどだった「元気が出るテレビ」が、「ダンス甲子園」の人気を発端に、「一般人出演者が大きな目標を目指す企画」を増やし始めたことからも、その影響の大きさが分かる。
○その後のLLブラザーズ
ダンスはもちろん、高いルックスからも人気が出て、芸能界デビュー、TBSの金曜9時の連続テレビドラマ「先生のお気に入り」にもレギュラー出演、CDデビューも果たす。
が、その後は、いわゆる一発屋のルートをたどり、1990年のダンス甲子園から4年も立たず、1993年を最後に、芸能活動から退くことになる。
しかし実はこの芸能活動引退は、自ら決めたことだった。ソングライターとしての活動を始めたいと心に決めて、まったくのゼロからの挑戦を決めたそうだ。
LLブラザーズの現在
○徐々に存在感を増していくLLブラザーズ
本場アメリカを意識した、アメリカ南部のR&Bやラップを仰ぎ、仕事も増えだしたLLブラザーズ。T.Kura(音楽プロデューサー)らとの出会いもあって、安室奈美恵、EXILE、ケミストリーの楽曲にも携わるまでにいたった。
楽曲提供だけでなく、LLブラザーズ自身も高いセンスとボーカルで魅せる魅力にファンもいる。
ライブパフォーマンスに定評があるLLブラザーズの二人のライブは、大いに盛り上がっている。LLブラザーズは、歌唱力もダンスもすべてのパフォーマンスが最高にカッコいい。
○LLブラザーズの現在①ソロ活動が主
が、LLブラザーズというグループでの活動は、あまり多くなかったのが実情のようだ。
これほどハイセンスな二人だが、やはり音楽業界は一筋縄では行かないようで、それぞれがダンサー・シンガーソングライター・音楽家という肩書で音楽業界で仕事をしている。
○LLブラザーズの現在②25周年を機にグループ活動も視野
2016年をもって、LLブラザーズが25周年をむかえて、それを気にLL BROTHERSというユニット活動も再開している。兄のtakanoriは51歳、弟のmasayaは50歳、ふたりとも年をとったなー。この復活は、クラブ音楽界におけるLLブラザーズの根強い人気があるからこそだろう。
2020年現在のLLブラザーズも活動中、熱狂的なファンも多いようだ。高校生の時から聞いて、何度もリピートしているというから、ファンの心も熱い。
以上が、LLブラザーズの現在だ。ちなみに二人が結婚しているという話はない。
(マネージャーが結婚したときのLLブラザーズ兄弟)
おわり