ヤンミーの現在:ヤン・ミー、事務所の大株主
ヤンミーは、中国の大手芸能事務所「嘉行傳媒公司」に所属していた。
この事務所は、2014年にプロデューサーらと3人で設立したもので、ヤンミ―は15%の株を所有している。
この事務所の時価総額は一時期980億円にも達したことがある。
その秘密は単純だ。1つ目はこの事務所の中に制作会社があって、「君は僕の談判官」「如歌~百年の近い~」「夢幻の桃花~三生三世枕上書」ら、多数の人気ドラマを打ち出したこと。トップスターとしてヤンミーを含めた、ディリラバや、ガオウェイグアンらも所属している。
このような経緯で、登り竜の勢いのある事務所の大株主だったヤンミーも、多くの利益を得ていた。しかし、そんな超好調な事務所から、現在は離脱している。
ヤンミーの現在:個人事務所に注力
2023年5月、ヤンミーが、所属事務所「嘉行傳媒公司」を離れることを表明して大いに話題となった。
この話題は、中国版ツイッターのトレンドランキング1位になって、中国人にとってもっとも関心のあることだったようだ。
といっても、首だとか干されたとかではないし、株主であることには変わらない。自分の事務所「杨幂工作室」に、業務を集中させただけである。
ヤンミ―が干されたわけでないのがわかるのが、たとえばCMの活躍だ。
ヤンミーの現在:CM契約
ヤンミーは現在、20社以上の会社と契約している。
たとえば中国の食品会社「HUANLEJIA Food Group」は、2年3億5000万円で、ヤンミーと契約している。
こういう契約が20社以上あると考えると、CMだけで年間20億円とか稼いでいるのかもしれない。
なぜこれほどヤンミーが、CM業界から引っ張りだこなのかというと、やはり強大な影響力を持っているに他ならない。つまり、SNSフォロワー数だ。
ヤンミーの現在:圧倒的なSNSフォロワー数
中国の女優人気を計るのにわかりやすいのが、中国版ツイッターのフォロワー数だ。
たとえばファンビンビンは6000万人越え、ディリラバは9000万人。そしてヤンミーは1億1000万人を超えている。
日本の人口が1億2500万人なので、ヤンミーの発信力はほとんど日本全員分である。ヤンミーのインスタグラムフォロワー数が60万人程度と、中国版ツイッターの1/100にも満たないことを考えても、外国のファンはそこまで多くない。1億1000万人はそのまま中国国内での人気を表している。
このフォロワーがいるかぎり、ヤンミーはどこに行っても何十億と稼ぎ続けていそうである
ヤンミーの現在:ドラマ出演費
ヤンミーは、現在もコンスタントにドラマに出演している。
現在のヤンミ―のドラマ出演費は、1話で330万円とも言われている。
2020年に「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~」
2021年に「暴風眼-特命捜査官」
2022年に「狐妖小紅娘:月紅篇」
どれもこれもヤンミー主演である。
ヤンミ―がドラマに出演しなくなる日は来るのだろうか。仕事人間のトップスターなので、ここ10年はずーっと出演し続けていそうである。
おわり