おすぎとピーコの現在の詳細:双子2人認知症で別々の施設に入っている【現在の画像】

おすぎとピーコは、唯一無二の属性で一世を風靡した双子芸能人だった

おすぎとピーコは、介護のために同居を始めたが、現実は非常だった

おすぎとピーコは、現在別々の施設に入って、余生を過ごしている。

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おすぎとピーコってどんな芸能人?:なぜ人気に?→唯一無二のキャラクター性で注目を浴びた双子。

○もともとは、おすぎが裏方で仕事をしていた
2人は芸人というわけでもなく、最初はおすぎが芸能界と近しい場所でスタッフとして働いていた。ピーコにいたっては、シャンソン歌手のイブニングドレスを作りたいという願望はあったものの、当時は芸能関係者ですらなく、ファッション系の仕事をするために服飾関係の学校に進んでいた。

○おすぎとピーコ、唯一無二のキャラクター性で注目を浴びる
2人が、芸能界に入ったきっかけは自分たちの持つ属性のユニークさに気づいたからだった。芸能界に双子は履いて捨てるほどいたし、同性愛者も珍しくはなかった。しかし、双子でかつ2人とも同性愛者という属性を持っている人は誰一人いなかったことに気が付いて、それを前面に押し出すことで、芸能界に進出、その珍しさにお茶の間の注目を浴びることに成功する

さらに2人はそのマシンガントークが特徴で、しゃべりもうまかったこともあり、バラエティ番組に引っ張りだこになっていく。誰ともかぶらない特徴と、しゃべりがうまいと言う能力によって芸能界での籍を獲得。

○おすぎとピーコ、一時は旬が過ぎて危なかった
しかし、芸能界は甘い世界でもなく、2人の旬はすぐに過ぎて、仕事も徐々に減っていった。全国を駆けずり回りながらなんとか仕事を確保して食い扶持を稼いでいた2人だったが、1998年に再ブレイクを果たす。再ブレイクのきっかけは人気番組【SMAP×SMAP】のパロディコント【ヒーコのファッション】。これを機に再注目を浴びたことで、芸能界での地位も向上、コンスタントに芸能界で活躍するようになっていくにいたり、私たちのよく知るおすぎとピーコとなっていく。

その後は現在に至るまで、老後に生活するのに十分なお金を貯金しながら、仕事の活躍の場を地方か東京からの方針の違いから、福岡と東京に別れて、芸能界で活躍していた。

そして、おすぎとピーコが施設に入るきっかけとなるエピソードにつながっていく

おすぎとピーコの現在に至る経緯:同居開始も、非情な現実

○おすぎ、物忘れが増える
2021年の夏、おすぎに異常が現れ始める。
物忘れが多くなったり、テレビの収録中に自分が今何をしているのかわからなくなったりし始める。徐々に不安は大きくなっていって、番組に迷惑をかけられないとして、おすぎは自身の持っているレギュラー番組を自ら降板する。

○ピーコ、おすぎの面倒を見るために同居を始める
2人の不仲疑惑の報道は良く行われていたが、おすぎとピーコは互いにたった1人の肉親だった。おすぎが困っていると聞いて、心配をしたピーコは、すぐに「わたしが世話をするから一緒に住もう」と提案した。
そして2人は、50年振りの同居を始めた。

しかし、介護は甘いものではなかった

○ピーコ、おすぎに献身も、非常な現実
2人の同居は、最初のうちはうまくいっていた。物忘れがおおくなったおすぎのために、ピーコは献身的に尽くした。兄弟のために世話をしてあげることにも充実感をおぼえていた。
しかし、慣れてくるとすべてが変わった。出かけると言っているのに、準備ができていないおすぎに、ピーコは声を荒げてしまった。心の中では、怒鳴ってはいけないとわかっていても、なんでこんなこともやっていないんだという感情を抑えることができなかった。実は、ピーコにも、認知症の症状が出始めていた。以前にはイライラしなかったようなちょっとしたことでも感情が高ぶってしまうことが増えていった。

○ピーコ、おすぎを施設に入れる決断をする
怒鳴ってしまったあと、決まってピーコは罪悪感に苦しんだ。しかしダメだとわかっていても、ほんの少しの火種で際限なく怒りが湧いてきてしまう。ピーコは悩んで友人に、どうすればいいかと相談した。そして、ピーコはこれ以上介護を続けることは不可能だと判断して、おすぎを施設に入れることを決断した

2人の同居生活は、わずか3カ月しか持たなかった。

おすぎとピーコの現在:ピーコ、今度はおすぎを施設に入れた罪悪感で苦しむ

○ピーコ、おすぎを捨てたと加害妄想をする
おすぎが施設に入ったことは、ピーコはもちろん、おすぎ自身も了承したことだった。
おすぎは認知症の症状が出たと言っても、何もかも分からなくなったわけではなく、施設に入ることも納得していた。しかし、ピーコは、「自分がおすぎを捨てた」「ひどいことをした」と思い悩むようになった。「施設に入れるべきじゃなかった」と考えると、「じゃあいったい何が正しかったのか」とやはり答えは出なかった。

○ピーコ、生活がすさんでいき限界が来る
そして、2023年3月のピーコの窃盗事件につながる。ピーコもすでに認知症が進んでおり、善悪の判断もつかず、認知症のせいで万引きをしてしまっている。通報で駆け付けた警察と話した時には会話もかみ合わなかった。その後、行政担当者とピーコの代理人の話し合いにより、ピーコも施設に入ることになった。このときにピーコは、「弟とは別の施設で」と伝えている。

おすぎとピーコの現在:今の画像

○2022年末、おすぎの最後の動画が投稿される
おすぎは、現在施設に入っている。ピーコは自分が酷いことをしたと思い込んでいるが、認知症の兆候が出始めているというおすぎのようすは、とても元気そうに見える。
認知症と言っても、鍵の開け閉めやゴミ出しや洗濯、料理後の火の栓など致命的なことを忘れてしまうからフォローしてくれる人がいる施設に入るのであって、おすぎは現在も元気にやっている

○ピーコの現在
おすぎが、YouTubeやSNSでお別れの挨拶をしている一方で、ピーコは2021年末にテレビ番組を降板して以降、表に姿を現していない。

 

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(ピーコは、片目がゆがんでおかしいと勘違いしてしまうかもしれないが、実は若い頃に眼球の癌になって治療以降はずっと義眼をつけている。そのため認知症は関係ない。)

おすぎと違って、ピーコの場合は幕切れが事件だった。それだけに悲惨なピーコの現在を想像してしまうが、施設が案外と心穏やかに暮らせるものだとわかれば、おすぎが現在も幸せに暮らしていることに思い至るかもしれない。ピーコはおすぎを施設に入れてしまったという罪悪感から逃げ出そうと苦しんでいたので、今ではそれを解消できていることを願いたい。

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