ランディメッセンジャーの現在は、犠牲にしたものを取り戻しに【引退後】【投手成績】

メッセンジャーは、日本に来る前、野球生命の危機を迎えていたところ、城嶋健司に導かれる。

メッセンジャーはタフネスが偉大すぎる巨体投手だった

メッセンジャーは、引退後アメリカに帰って、家族のために過ごしている。

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ランディメッセンジャーはこんな投手:スタミナがありすぎる巨体で、奪三振記録量産

○メッセンジャーは、城嶋健司に導かれしモノ
日本に来る前のメッセンジャーはマリナーズ所属で、城嶋健司の同僚だった。念願のメジャー昇格を果たして勢いに乗ったメッセンジャーだったが、期待とは裏腹に出場機会を与えられず、自分が腐っていくのを感じていた。メッセンジャーには妻がいて、子供もいた。しかも妻は2人目を妊娠していた。家族との時間を捨ててキャリアを優先しているにもかかわらず、チャンスすら与えられない状態に、焦りを感じていた

そんなメッセンジャーに日本に行くようにアドバイスをしたのが、城嶋健司だった。お前だったら絶対に日本で成功する。出場機会が欲しいなら、日本に行けばいい。そしてメッセンジャーは日本に行った

○ランディメッセンジャーの記録を並べていく

  • 阪神で10年間活躍した内の6年間で、先発起用数最多
  • 阪神に来て1年目は防御率4.93。契約を切られるかと思われた。が、新しい外国人を投手を探してくるよりも、ランディメッセンジャーの様子を見た方が現実的だと判断されて、もう1年だけチャンスを与えられた
  • メッセンジャーが覚醒したのは2年目から、2年目から7年目まで、防御率3を超えたのは1回だけ。その1回でさえも3.2と好調なうえに、最多勝利投手を記録。さらに、2年連続で最多奪三振を記録している。
  • 日本野球では中6日の登板が多い中で、メッセンジャーは4日5日で投げることを全く苦にしないスタミナを持っていた
  • トレーニング内容も、とにもかくにも走り込みを最優先して、トレーナーにすら「選手にはランニングさせないとダメだ」と進言するほど、タフネス信者だった
  • 阪神在籍10年間のうち6回を開幕投手を務めており、球団からの信頼も高かった。
  • 通算98勝84敗1ホールド、通算防御率は3.13
  • 引退時には、長年エースとして球団を支えたことから、助っ人外国人としては異例セレモニーが行われた

ランディメッセンジャーは198cmという巨体にもかかわらず、圧倒的タフネスを持ち合わせていた。
その理由は、走り込みを重視したトレーニングと、あえて力を抜いてコントロールを重視したピッチングをしていたことに起因している。それでも平均球速147㎞を出していたのは、さすがのエース級外国人投手である

ランディメッセンジャーの現在:引退後

○ランディメッセンジャーの100勝まで残り2勝で引退
メッセンジャーは、2019年38歳で引退した。通算98勝、100勝というメモリアルな記録まであと少しというところでの引退に、多くの野球ファンは驚いた。この引退は、自ら申し出たものだった。

引退の理由は、無尽蔵のタフネスを誇っていた体が悲鳴を上げている事だった。もう自分の体はプロとして活動するに耐えることはないと判断したからだ。ランディメッセンジャーは、引退会見で、引退後にやりたいことがあることも話している

○ランディメッセンジャー、アメリカへ帰国
ランディメッセンジャーは、引退会見で「自分のキャリアのために、家族と子供たちとの時間を犠牲にした」と語った。続けて、「引退後は家族との時間を大切にしてゆっくり過ごしたい」とも。メッセンジャーは、日本に来る2年前に結婚して、1年前に長女を出産、そして日本に来た年に2人目が誕生している。

メッセンジャーは妻と子供たちのために、アメリカネバダ州に帰っていった。

○ランディメッセンジャー、生涯年棒
ランディメッセンジャーの生涯年棒は23億3000万程度。
日本に来て3年目には年棒が1億を超えたが、その時には妻もいて子供も2人いたので、浪費するようなこともなかった。

○ランディメッセンジャーの現在
ランディメッセンジャーは現在、家族と一緒にゆったりと過ごしながら、ボランティアで野球を教えるなどして過ごしているという。
メッセンジャーの現在の年齢は、42歳(1981/8/13)。まだまだ若いので、メッセンジャーが投手コーチとして来日することもあるかもしれない。特にメッセンジャーは、日本大好きで、ラーメンに対する熱いこだわりが商品化するほどの男なので、このまま一生日本に来ないということはないだろう。

メッセンジャーがラーメンにつられて日本に来るその日まで、座して待つ。

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