バリーボンズの現在【伝説、記録、新庄との仲、イチロー、もし薬物を使っていなかったら】

バリーボンズの現在：イチローとのエピソード

〇バリーボンズのイチローへのコメント

• （現役当時）イチローは素晴らしい野球選手であり続けている。１５年前と違うのは白髪が増えたことくらい
• バッティングの分解写真を見れば、１５年前と全くフォームが変わっていない
• （バリーボンズがマイアミの打撃コーチをした際には）イチローにアドバイスできることは何もない
• イチローはホームランダービーの勝者になれる
• 打撃練習では、誰よりも多くスタンドに放り込んでいる。

〇イチローのバリーボンズへのコメント

• 軸足に体重をしっかり置いて打つスタイル【受けて飛ばす】打ち方の最高打者は、バリーボンズ
• バリーボンズの打ち方は非常に難しい。誰でも進めれるものじゃない。バリーボンズは天才

バリーボンズの現在：新庄の仲【エピソード】

バリーボンズは、新庄と親密な関係にある。

このエピソードは、バリーボンズと新庄が仲良くなるきっかけとなった事件だ。

2人が同僚になった当時、バリーボンズは、チームで孤立していた。スター選手の彼を、チームメイトは恐れていたからだ。
その日も、ロッカールームに入ると、試合10分前にも関わらず、バリーボンズは堂々と寝っ転がって場所を占有していたが、怒りを恐れて誰も声をかけることができなかった。

そんなとき、真っ先に声をかけに行ったのが新庄だった。

「サインプリーズ！」

新庄は遠慮なしだった。

他のチームメイトは、新庄の行動をやっちまったなと引いていた。案の定、バリーボンズは怒りをあらわにした。寝ていることを邪魔されて、バリーボンズは椅子を蹴とばして、威圧したのだ。

新庄は、そのバリーボンズに対して、うしろから頭をひっぱたいた。チームメイトは静まり返った。喧嘩になるだろう。

しかし、バリーボンズは「どうした、シンジョウ」と嬉しそうに返事した。遠慮のない新庄にバリーボンズは、怒りなど全くないかのように笑顔を見せた。実際バリーボンズは嬉しかった。

バリーボンズはスター選手ゆえに、誰も対等に接してくれないことに、ひそかに悲しんでいた。バリーボンズは孤独だったのだ。

そこからというもの、バリーボンズと新庄は、仲良く話しているところをたびたび見られるようになっていく。新庄が日本ハムの監督になった時にも、「Congratulations Shinjo！ Best of luck！」とメッセージを送っている。日本語で「おめでとう新庄！幸運を祈るよ！」という意味だ。

バリーボンズは、新庄について、以下のように言っている。

「俺の相棒だ」