バリーボンズの現在【伝説、記録、新庄との仲、イチロー、もし薬物を使っていなかったら】

バリーボンズの現在：コーチに向いていなさすぎて、監督ぶち切れ

バリーボンズは、２０１６年、マイアミの打撃コーチに就任した。１年で、クビになっている。

マッティングリー監督は「一緒にやっていく気はない」「来年もいるなら、私がやめる」と発言したと報道もある。

実は、バリーボンズは天才すぎて、コーチに向いていなかったのだ。バリーボンズは、類まれなスキルを持っていることはイチローも認めていたが、コーチング方法が旧時代的で、最先端技術を使うのを嫌っていた。選手を効率的に導くことができなかった。

バリーボンズの言葉が象徴的だ。
「俺は、データ分析なんて必要なかった。自分の目で見て、答えを見つけてきたんだ。触って、感じるアプローチだ」
まるで天才みたいなことを言っている。

バリーボンズは、現在、MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツで、CEO特別顧問を務めている。2018年には、ジャイアンツ背番号25が、バリーボンズの永久欠番となった。

さらに、メジャーリーガーには、MLBで10年以上現役で活躍した選手には、62才から10万ドルの年金が送られるシステムがある。

バリーボンズは現在、60歳（1964/7/24）だ。

バリーボンズは現在、体の不自由な子供たちを支えるための支援チャリティー活動を、積極的に行っている。

バリーボンズは、2022年、全米野球記者協会会員によるMLB殿堂資格を失った。殿堂入りは、10年連続で落選となった。

バリーボンズは、殿堂入りができないことについて
「もし俺がいらないなら、いらないといってほしい。さっさと終わりにしてほしい」
「心が折れた」

たしかに、バリーボンズは、薬物を使う前から殿堂入りにふさわしい記録を残してる。
敬遠数7年連続リーグトップはドーピング前の記録だ。ホームランも毎年30本から50本を確実に打つ3割打者だ。

しかし、ドーピングで、殿堂入りするチャンスを失ってしまった。