初風緑の現在【半身不随の事故の詳細】結婚、病気、notトップのなぜ、実家、スタジオ

初風緑さんは、宝塚時代に走ってセリに落下するという事故に巻き込まれて大けがを負ってしまったこともある元タカラジェンヌです。全治2週間だと当時報道されていましたが、実は半身不随ともいえるような後遺症に悩まされいたそうです。そんな初風緑さんは現在、スタジオを運営しており・・・

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初風緑はこんな女優:舞台中の事故に巻き込まれて半身不随になった女優【なぜトップになれなかったのか】

宝塚は現在において、年間1400回の公演回数を誇る劇団であり、もし70年間これを続けていると仮定すれば、98000回に及んでいることになります。

大きな事故は、その10万回の公演の中で数える程度しかありません。そんな事故が起こる公演に参加する確率でさえ1万の1を切るのに、その事故に巻き込まれる被害者ともなると、数十万分の1の確率になります。

初風緑さんはその数十万分の1を引いてしまった1人でした。

以下、初風緑さんの経歴や、当時の事故の詳細をまとめたものになります。

  • 初風緑さんは、18歳頃に感激した宝塚歌劇をきっかけに、入団を決意しました。幼い頃にバレエを習っていたことや、身長168cmと高身長だったことも、宝塚に入りたいと思う気持ちを後押ししたのではないでしょうか
  • 初風諄というよく似た名前の元タカラジェンヌがいますが、無関係ではありません。叔母が宝塚歌劇団卒業生で、その友人が初風諄さんなのだそうで、そこから由来して【初風緑】と芸名を決めたようです。タカラジェンヌになるということで、先輩としてアドバイスをたくさんもらうなどお世話になっていたのかもしれません
  • 初風緑さんは、演技力が高く歌のレベルも高く、重用されたタカラジェンヌです。その大きな要因として、入団当時の花組のメンバーが豪華だったからだという説があります。当時は、のちに月組トップスターになる真琴つばさ、花組トップスターになる真矢みきなど、将来的にトップスターとして活躍するメンバーが複数人いました。劇団側からも大事に育てられていた男役がたくさんいるのは、技術の吸収場所として最高だったと言わざるを得ません
  • しかし初風緑さんに不幸が遅います。1997年の【失われた楽園/サザンクロス・レビュー】にて、舞台装置の昇降装置が下がりっぱなしになっていたことにより、舞台を駆け抜けた初風緑さんがそのままの勢いで落下してしまいます。
  • 大けがの実例もある事故だっただけに、経過が心配されましたが、報道は【セリに落ちる事故があった】【救急車で運ばれた】【肋骨骨折しているものの全治2週間だった】とあり、その程度で治るなら大した怪我じゃなかったんだろうと、宝塚ファンは安堵したようです。しかし初風緑さん本人からすればそうではなかったようです。
  • 全治とは治療を必要になる状態であり、完全に治っているわけではありません。初風緑さんの場合には、事故により半身不随ともいえる後遺症が残っていたようです。半身にしびれが残っており、「無意識に右足と左足を動かして前に進んで歩く」という行為でさえできなくなっていたそうです。
  • そんなツライ状態であったにもかかわらず事故から2か月後の【君に恋してラビリンス!】ではバウホール公演初主演を務めているのですから、初風緑さんにかかっていた期待や精神力の強さがうかがえます
  • その後は、専科に異動となり専科男役スターをつとめて、各組に出張しながら、約18年の宝塚での活動に終止符を打ちます。
  • 初風緑さんは事故からの後遺症に伴って、大きくパフォーマンスを落としたにもかかわらず、3番手や専科の男役スターにまで出世しました。逆に言えば、その怪我がなければトップスターにまで登っていた可能性もあったかもしれません。さらに、女役を演じた時の評価も非常に高かったので、娘役だったらトップ娘役まで行っていたかもという声もあります。もし怪我無かったら、もし娘役だったら、そんな世界線も観たかった元宝塚歌劇団員、それが初風緑さんです

初風緑の現在:元タカラジェンヌとして活躍して、スタジオも大成功

初風緑さんの現在の年齢は、56歳(1967/11/8)です。

退団が2005年ですが、それ以降現在にいたるまでの初風緑さんはつねに女優として様々な舞台に出演しつづけて、元タカラジェンヌとしてライブショーやトークショーに出演していました。

さらに、2023年には初風緑さんによる元タカラジェンヌとしてのエピソードを語る動画も投稿されています。

その他には、コンサートやミュージカルの振り付けや演出助手を務めたり、聖心女子大学史学科らで一時講師を務めていたこともあるようです。

さらにさらに、初風緑さんは2006年に【G1Stuio】というストレッチ・リズム・バレエレッスンスタジオという女性専用のスタジオを主宰者として開校しており、現在でもそのスタジオは続いているようです。コンサートや学校など幅広い場所から講師として仕事の依頼が来るのは、このスタジオでの功績から来ているようですね。

>>轟悠さんの退団後の現在【画像】

初風緑の現在:結婚は?

初風緑さんは、現在でも結婚したという話はないようです。

ちなみに、とあるデータによれば、1980年以降に絞った場合の宝塚男役トップスターの生涯未婚率は70%近くあるようです。

もちろん、まだ結婚適齢期であったり晩婚の可能性も考えると、この数字は下がっていく可能性もありますが、それにしたって50%を切る可能性はない気がします。女性の生涯未婚率は18%しかないことを考えると、70%というのはとんでもなく高い数字ですね。

初風緑さんも男役スターとして活躍した女性なので、結婚しない理由は無関係ではないでしょう。

とくに初風緑さんに関しては、宝塚退団後、1年後から舞台に参加してコンサートに参加してスタジオを開校して、講師として依頼を受けてと、元タカラジェンヌとして一生働いていたこともあり、それが生きがいになって結婚の価値がどんどん下がっていったということなのでしょう。

元タカラジェンヌで結婚しない人たちの大半は、「結婚したくないわけじゃない」「でも今は仕事が楽しい」と言っていたりします。

初風緑の現在:病気にかかるも手術は無事に成功

2022年、初風緑さんは手術を受けられたようです。

なんでも右内頸動脈瘤が見つかったとか。右内頸動脈が存在する場所は、なんと脳です。そのため開頭しての手術だったのだとか恐ろしいですね。しかし、幸いにも早期発見だったこともあり、手術も無事成功して、経過もいいそうです。

右内頸動脈瘤についての補足です。
動脈瘤とは、動脈の一部が風船のように膨らんでいる状態を指します。つまり、脳の中にある動脈の一部が、風船のように膨らんでいたということです。悪化すると破裂してしまい、クモ膜下出血になってしまいます。

 

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