汐風幸の現在【コネ批判を実力で黙らせて】父親、結婚、妹、子供

汐風幸さんは、タカラジェンヌに入団した当初から父親の影響で、すぐに注目を集めた男役の方です。汐風幸さんは退団後、女優として活動していましたが、現在は何をしているのか、結婚はしたのか、なども見ていきます。さきに、汐風幸さんの宝塚時代やその実力や当時の「なぜ?」を見ましょう。

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汐風幸の評判はこんな女優:「コネ」という揶揄を実力でわからせた実力派の元タカラジェンヌ

汐風幸さんは、74期生として入団された中で、もっとも注目を集めていた元タカラジェンヌです。それも悪い意味で、汐風幸さんは宝塚ファンたちに目をつけられてしまいます。

以下、汐風幸さんの経歴や評判、実力をまとめています。

  • 汐風幸さんが注目を集めた理由は、父親にあります。父親は歌舞伎俳優の片岡仁座衛門。後述しますが、この方が凄すぎるんですね。汐風幸さんの兄の片岡孝太郎さんも歌舞伎役者です。
  • 歌舞伎一家というご実家を持たれている汐風幸さんなので、すぐに注目を集めました。宝塚では昔からコネの存在が噂されていますし、汐風幸さんの家格があまりにも高すぎた結果です。汐風幸さんは「コネ入団でしょ」と、宝塚ファンから白い目を向けられるようになりました。
  • しかし、風向きが変わったのが、汐風幸さんの新人公演「ベルサイユのバラ」のオスカルです。汐風幸さんが新人公演の主役をもらったときは、「当然のように主役。やっぱりコネ」だと批判を受けました。しかし、公演が始まるとその批判をすべてをはねのけて、大絶賛を受けることになります。汐風幸さんは、新人公演だけで合計4回も主役に選ばれていますが、それも納得の結果だと、多くの宝塚ファンが、汐風幸さんを称賛しました。
  • その後の汐風幸さんは、花組、月組、雪組、専科と移動を続けながら、1988年から16年間にわたって、ハイスペックなタカラジェンヌとして、宝塚の舞台で生き残り続けました。
  • つねに大役をこなしつづけていた汐風幸さんですが、トップスターにはなれませんでした。あんなすごい実力を持っている男役なのに、汐風幸さんはなぜトップスターになれないのかと思った人は少なくないようです。汐風幸さんの場合はコネも十分ですからね

1991年頃の汐風幸さん。イケメンです

汐風幸は実力もコネも十分だったのに、なぜトップスターになれなかったのか

汐風幸さんは、ハイスペックなタカラジェンヌで、しかも超ハイスペックな父親を持つこれ以上ないコネを持っていました。2番手にまで出世して、トップスターになれるだけのキャリアもつみました。しかしトップスターにはなれませんでした。

理由の1つは、まず身長や体格です。
宝塚では、男役トップスターのほとんどは身長が170cm以上あります。170cm未満の男役トップスターはとても少ないです。現在の宝塚のトップスターは、170m以上あります。

汐風幸さんは女性にしては身長が高かったですが、それでも168cmです。実力は十分でも体格的な線の細さは、汐風幸さんがトップスターになれなかったもっとも大きな要因の1つのようです。

2つ目はファンです。
汐風幸さんがハイスペックなのは間違いないですが、その巧みさはわかりやすい魅力ではなく玄人好みなタカラジェンヌでした。しかしトップスターやトップ娘役になる人たちは、強烈な個性など目に見えて分かる魅力を持っています。それこそ演技力がいまいちでもずば抜けた華があってトップにまで上り詰めた人はたくさんいますね。ある意味、汐風幸さんがトップスターになれなかったのは、玄人好みなタカラジェンヌの宿命とも言えます。

汐風幸の父親が凄すぎる【実家に人間国宝がいる件】妹さんも

汐風幸さんの父親の片岡仁左衛門さんは、歌舞伎俳優です。

もちろん歌舞伎俳優と言ってもピンキリです。タカラジェンヌでも、トップスターやトップ娘役から、宝塚ファンでさえ名前を憶えていないような人たちまでいるでしょう。

しかし片岡仁左衛門さんは、わたしたちがイメージする有名な歌舞伎役者の中でも頂点の1人の凄い方です。片岡仁左衛門は、汐風幸さんの父親で十五代目であり、初代は1600頃までさかのぼる大名跡です。

さらに、片岡仁左衛門さんは現在、「人間国宝」にも選ばれています。70代にして、このカッコよさ、素敵ですね。

ちなみに汐風幸さんの妹さんの片岡京子さんも、女優として活躍しています。ホリプロ出身です。2017年以降は5年以上永谷園のCMに出演したり、令和に入ってからもNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演するなど、芸能界でも全国で毎日多くの人が見る場所で活躍している女優さんです。

汐風幸の現在:今何してる?結婚は?旦那は?

汐風幸さんは、退団後、肩書としては女優として活動を続けて芸能事務所にも所属していました。

しかし、汐風幸さんが退団して以降、舞台で活躍した回数は数えるほどしかなく、テレビでもほとんど見かけていない状態でした。

この件については、兄である片岡孝太郎さんが、いくつかコメントを残しています。

  • 自分の家は、ちょっと変わっているところがある(そりゃ歌舞伎一家だし)
  • 妹の片岡サチ(汐風幸さんの改名後)は、諸事情によりあまり表舞台で活躍できていない。
  • 宝塚歌劇団OGによるYouTubeの企画すみれプロジェクトの第2弾に参加しているので見てほしい
  • 楽しそうに歌っている妹を見て、ウルっと来るところがある

すみれプロジェクトの第2弾はこちらになります。ぜひ、汐風幸さんを探してみてください。

完全な予測ですが、家の事情もしくは体調的な問題で舞台を続けることが困難になったために、汐風幸さんは表舞台で活躍できていなかったものと思われます。さらにSNSがある昨今で、汐風幸さんの口からではなく、兄の口から語られていることからも、表舞台で活躍することに対して精神的なプレッシャーを感じたということも考えられそうです。すみれプロジェクトでは、宝塚の大勢のOGたちと一緒に動画に出演するものなので、精神的にも楽そうですしね。

さらに、汐風幸さんの年齢は54歳(1970/5/2)ですが、現在も結婚されていないようです。表舞台に出ていないので、汐風幸さんが実は結婚しているなんて可能性はあるかもしれませんが、なにぶん超有名な家なうえに跡取りに関する話にはかなり敏感な業界なので、ニュースにならないことはないでしょう。

では、汐風幸さんの活動については一切わからないのかというとそうではありません。他の活動では、2019年からは、一般社団法人JIEAの理事に就任しています。JIEAでは華やかなエンターテインメントを通して子供たちを支援することを目的にした協会のようです。現在はこちらの活動に専念しているものと思われます。

このように汐風幸さんは現在表舞台に全く立っておらず、支援活動に従事しているようです。
しかし最近では、頻繁にOGによる舞台やコンサートがたくさん開かれているので、いつかは汐風幸さんが宝塚ファンたちの目に触れる場所に出演してくれる機会も来るかもしれませんね。

>>轟悠さんの退団後の現在【画像】

宝塚
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